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年齢が30代突入した独身男性がお送りする説法 踊る阿呆に見る阿呆

なぜ自分の利益にならないことを始めるのか

あの日々は本当に自分の利益にならなかったのか

twitterで一言ばかり捻り出していたので、だいぶ長文を書こうと意気込むのも久しぶりで。しかもわざわざデニーズに来て飲み放題のコーヒーを頼み長居を決め込む気満々。32歳非常に恥ずかしい。U40と書いても恥ずかしい。

http://40.media.tumblr.com/78ebb0f0e825b01ed75ecb84ac69eb55/tumblr_nl5e0b55uH1qb7mh3o1_1280.jpg
店員のお仕事ですか?みたいな視線も恥ずかしい。うんこ製造しにきてるのに。

ドリンク無料券があったからとか、晩飯まだだったとか、焼きチーズカレーハンバーグドリアにハマってて給料が入ったし欲望のまま食いまくろうとか言い訳はいくらでもあるのだが、どれもまた小さな小さなおちょこメンと言われかねない幸せを披露することになり、どちらにしても恥を晒す結果になるのだ。意識低い系・負けを開き直ってる系の日常を赤裸々に書き綴る行為というのはどう転がっても惨め。

 

そんなことはわかりきっているにも関わらずこれからなんの利益もならない恥晒しを始めようと意気込んでいるのだ。

まず、きっかけは「はてなラボ 大チェッカー」の誕生。

RSSリーダーwebサービスにおいてお金にならないという理由で最も便利なサービスを提供していたgoogleが撤退。私もしぶしぶ他のサービスへ移行したものの不満まみれのため諦めた代物。

Q:そもそもRSSリーダーというサービスとは?

A:巡回先を指定すれば自動で巡回先の記事を収集して見やすく表示をし
 嗜好に合った情報をみつけやすくしてくれるサービス

利益にならないといわれているにも関わらず本気ではてなRSSリーダーを作りたいという行動にとても感銘を受けました。

そうして大チェッカー用の購読ブログを探すべくいろいろ巡るとどうしても頭をよぎるわけです。

自分も長文をひねりだしてた時期があったな

高校2年の頃、侍魂にあこがれてフォントをいじりすぎて読む気も失せるようなオチの弱々な日記。フォントをいじれば人気者になれると思ってたよくいる痛い高校生。

大学に入学してからNTTがはじめたサービスDoblog。(2003年10年前か…)
そして、mixiのβサービス開始(2004年)

imodeの携帯電話で小さいメール作成画面に打ち込み。

画像は添付することで立派なブログが完成する当時最先端のサービス。

これならどこからでも毎日どころか一日何度でも更新できるすげぇ!
→スタートダッシュの優位性はあるもののみんな始めてみんなに埋もれる
→この程度の反響ならやめるで!ええんか?!やめたらぁ!

中身も「報われない大学生が抱えるストレスをぶつける」といったもの。

怒りに身を任せて湯水のごとく湧き出てくる赤の他人の悪口をメインに正論と常識を盾に文字を使って例えてはふざけるふざける。実生活からネット、ニュースに対して重箱の角をつつきにつついて書き散らす。

オーディエンスはそれなりにいて評価もされましたが自分の目指した結果には程遠く考えることをやめました。

人によって違いはあれど、頭や心で起きたモノを伝えようとアウトプットするのは非常に難しいことで、糞ブログであれ『文章を構成する=100%伝えるための自分なりの努力』がそこにはある訳です。大変。

 

32歳の自分が他人の書き物と向き合った時に当時の体験を思い返すことは避けられなかった。あれから10年経って酸いも甘いも味わった上で再評価。
インターネットでテキストサイトの雄としてちやほやされたいとはじめた『脳内アウトプット作業と脚色』の日々。一流になるための大した努力もしてないくせに読者のせいにして不貞腐れてやめたあの日々は本当に自分の利益にならなかったのか。

利益にはならなかったけれども自分にとって有意義な時間だったな

この結論になった理由は次回に。