stupid-dancer

年齢が30代突入した独身男性がお送りする説法 踊る阿呆に見る阿呆

月曜から夜ふかし 2015年3月30日について

基本的に素人に街頭インタビューをして言葉の節々に表面化してくるプライドをへし折ったり、集落で敵対意識から長年精査され培われてきた悪口を相手に伝えて争わせて笑おうという非常に悪い番組なのですが、それもまた人間らしさがあり滑稽でお気に入り。

・「ねばーるくん」と「ふなっしー」をおばあちゃんにみせて最終的にねばーるくんの写真を『ねばっしー』と呼ぶ

・スタッフの「豊島区は消滅可能性都市です。」という言葉をカッコイイと感じた素人がキメ声で「豊島区は消滅可能性です。」となぞる

・横浜 京都 神戸ないし港区 目黒 世田谷に住む意識高い系のイメージ操作

林家ペー・パー子問題

最近のヒットでさえ数え上げたらキリがないわけですが、そんな中長年注目され続けているキャラクターがいます。1億数千万円相当の株主優待用株券を所持し、毎日届く株主優待だけで一日の予定を組み生きる桐谷さん(元将棋棋士)

この日の放送は半年ぶりの登場。メインはゴミで溢れる桐谷さんの自宅を掃除する企画。
なによりも桐谷さんのプライベートに迫っていたのだが、彼の奇特なキャラ以上に家族思いな一面が全面にあらわれた内容。
ゴミだらけの部屋を掃除する気持ちになったのもテレビを見て恥ずかしく思った妹さんの叱りがきっかけで、綺麗になった部屋に兄妹を招待したいと語ったり。
ただ、決意の現れとして購入した断捨離という本も無駄ではないかと思えるくらいモノが捨てられなかったのだが。

私がその中で一番興味を持ったのが桐谷さんに35年間毎月届いた母親からの手紙。(8年前に亡くなった)文末に必ず書かれている文言が泣ける。

  • いい人に巡り合うように毎日祈っています
  • 早く結婚相手が見つけるよう
  • そちら結婚するような娘さんがみつかりませんかね?毎日気にしています
  • いいお嫁さんをみつけてください

資産があって真面目で家族思いで一心に目標に一直線な桐谷さん
そんな彼は母の望み 心配させないように人生を共にする伴侶を見つけたかったのだろう。人生とは本当に残酷である。

今は現実から目を離すように理由なきマラソンのような毎日。
全ての株主優待を使い切るために心血を注ぐ。

 

いや、よく考えたら世の中への生産性について考える暇もなく一日の予定が埋まっていることが独身者にとって一番の幸せ者なのかもしれないよな。世の中の独身男性で最もcoolでsmartなlifestyleを送っているのが桐谷さんなんだよ。

一人で生きていくと覚悟を決めたのなら両親には孫やら家系延伸は諦めてもらわないといけないよな。こんなに家族思いで資産家で真面目でも見つからへんねんから。それに比べたら俺なんて何一つ持ちあわせてなかったわ。

この間久々に母親からメールが入ってたから書きます。

「5月末に帰るとは留守中の大阪のマンションは片付けや家賃関係は大丈夫なの?まとまった休みがとれたらまたこっちに遊びにおいでよ 面倒だと思うけどたまに近況を知らせてね。」

 

なに一つ親に説明というか連絡してないのがわかりますね。
ちなみに25歳の時に2時間かけて結婚は諦めてくれって説得したんで結婚がどうのとかは言ってきませんが、書留で

  • いい人に巡り合うように毎日祈っています
  • 早く結婚相手が見つけるよう
  • そちら結婚するような娘さんがみつかりませんかね?毎日気にしています
  • いいお嫁さんをみつけてください

とか書かれたら嗚咽する自信はありますよね。